特定非営利活動法人 未来プロセス

第6回 植林ツアー
体験レポート

250本植林終了

8月3日・4日・5日・6日・7日に中国内蒙古地区クブチ沙漠恩格貝植林に早川特別顧問を団長に総勢29名のメンバーが参加致しました。
午前8:00関西空港に集合し、10:00発の便で北京空港を目指します。北京空港ではオリンピックの開催が迫っており、新しく出来たターミナルの大きさに唖然とさせられました。初日は包頭空港へ向かう国内線の時間の都合で、夜に包頭空港に到着しそのままバスでホテルに向かい1日目を終えました。2日目は専用バスでホテルからクブチ沙漠恩格貝へ約2時間の道のりです。途中黄河をわたる際、浮き橋が重みで沈まないようにと全員バスから降りて歩いて橋をわたりました。

250本植林終了

クブチ沙漠恩格貝へ到着すると地元の歓迎の儀式で迎えて頂き、このまま植林作業を開始致しました。また、現地でヒッチハイク等で旅行を続けているカメラマンの2名の日本人の方と出会い一緒に植林を行うことになりました。これまでは、昼の暑さを避ける為に午前中と午後(夕方)に植林を行っていましたが、今回は昼の時間ということで暑さに対する不安が最初にありました。まず、過去5年間行ってきた希望の杜と記された石碑の後ろに続くみどりを確認しました。

250本植林終了

今年は昨年までの場所とは異なり、今までなら砂漠の観光として見ていたようなより砂漠化の進んでいる場所での植林活動となりました。場所が場所だけに掘った砂も直ぐに穴へ流れ込んでくるような状態の所での作業となり例年とは違った作業でした。今年も250本のポプラの苗木を天候に恵まれたこともあり(曇り)なんとか無事終えることが出来ました。また、植林後に珍しく雨まで降り出し、植林には絶好のコンディションだったかと思います。さらに、夜には雨もやみ、クブチ沙漠恩格貝の星空を堪能することまでできました。
実際、植えた木も全てが育つわけではなく、枯れてしまうものも少なくなく、本来は新しく植林を続けていきながらそれまでに植えた木の状態も観察していく事が大切だと伺いました。私たちは、年に1回こうして植林をさせて頂きましたが今後途切れることなく続けていけば、植生が戻ってくる事だと思います。そうすれば将来沙漠ではなくよりすばらしい景色を見る事が出来ると思われます。

未来のこどもたちのために

植林視察団一同